好評の口コミが多い、つくばの和風パン屋「蔵日和」に行きました

ベーカリーカフェ蔵日和とは

今回お邪魔した「蔵日和」は茨城県つくばにあるベーカリーカフェです。江戸時代に建てられ、築180年の歴史的な建物を改装し、2005年に創業した噂のベーカリーカフェ。建物は国の有形文化財にも指定されており、和の雰囲気が味わえる場所にあります。

つくばといえば、学園都市やつくばエクスプレスで有名ですが、その都会感の街並みから外れたところにこの蔵日和があります。

駐車場に関して

私は車で行ったのですが、駐車場は建物の道路挟んで向かい側にあります。駐車スペースは10台分ほどありますが、同じ敷地内にあるイタリアン「藤右ェ門」との共同駐車場ということを考えれば、駐車台数は多くはないと思います。実際私は、平日のランチどきに行ったのですが、駐車場がほぼ埋まっていたので、休日のランチこそ、すぐに埋まると思います。時間をずらしたほうがいいですね。

ストリートビューでみるとこんな感じの駐車場です。

重要文化財に指定されている場所にある

入り口

車を降りて駐車場から出ると、大きな門が出迎えてくれます。「蔵日和」と書いてあるおしゃれな木看板があります。しかし、この門は入り口ではありません。門の近くにしっかりと「蔵日和は左から入ってねー」という看板があるのです。

その看板を無視してあえて正面の門から入ろうとすると、またも案内板が。

～いらっしゃいませ～

蔵日和、藤右ェ門にご来店のお客様へ

この先、足元が悪いのでお手数をおかけして申し訳ございませんが、左手の赤い門からお入りくださいませ。

と赤文字で念を押されますので、潔く左手の赤い門から入りましょう。

正面の門から左に行くと、「藤右エ門」と看板を掲げている門があります。ここが入り口です。

重要文化財

この門の入り口付近に、「登録有形文化財 文化庁」の石碑が立っています。

何が文化財なのか国指定文化財等データベースで見てみると情報が詳しく掲載されていました。

沼尻家住宅主屋

金田村組頭役を務めた旧家。通りに南面する敷地の北寄り中央に東西棟で建つ。桁行１０間半梁間６間半規模，寄棟造，茅葺の平屋建で，西方を土間，東方を四間取の床上部とする。南側のヒロマとトコノマの正面南側に１間幅の入側をもつのが当地域民家の特徴。

http://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/photodetail.asp

…なるほど。歴史を知るとより一層雰囲気が楽しめますね。

敷地内にある飲食店

さて、入り口付近にはもう一つ、敷地内の案内板があります。敷地内には、ベーカリーカフェ蔵日和の他に

・予約制の鉄板焼レストラン「炭焼伊太利庵 栄」

・予約制のイタリアンレストラン「藤右エ門」

・蔵日和パン番長の基地！(おそらくパン工房)

があります。喫煙所もあるみたいなので、たばこを吸う方でも安心です。

写真撮影ポイントまで書いてありますのでバシャバシャ写真を撮っちゃいましょう。

蔵日和・外観と内観

さて、赤門をくぐると、正面に、重要文化財の沼尻家住宅主屋が見えてきます。パン屋は門をくぐってすぐ右にあります。

外観

蔵日和の入り口です。入り口付近にイートインスペースが2席あります。重要文化財を見ながらパンをいただける席のようです。（後述しますが、奥にもさらにイートインスペースがあります）

赤い和風パラソルが、より一層和の雰囲気を醸し出してくれてますね。紅葉の季節はいい眺めになると思いますが、外なのでその時期は肌寒く感じるかもしれませんね。

店頭には営業時間が書いてありましたので撮影。

営業時間 10:00～18:00

ランチタイム　11:00～14:30(ラストオーダー)

カフェタイム　14:30～17:00(ラストオーダー)

定休日　月曜日（月曜が祝日の場合火曜日がお休み）

それでは店内に入ってみましょう。

内観

店内は1階と2階があり、1階ではパンを購入、2階は食べるスペース専用になっています。1階は4人もお客さんが入るとちょっと窮屈に感じるほどの狭いスペースでした。

2階へは、ここの階段をのぼって行くのですが、ランチタイム（11:00～14:30）の間は、「蔵日和ランチ(1,480円・税別)」を利用する方を優先して席を案内するようです。予約も可能ですが、上の写真のように名前を書いておけるシステムになっていますし、待つための椅子もあります。

蔵日和ランチ

「蔵日和ランチ」とは、選べる本日のメイン(鴨のトマト煮or鶏のグラタン)、スープ、つけあわせデリ2点、サラダ、パン３つ、ドリンクがセットになったお得セットです。

今回私は、蔵日和ランチではなく、ベーカリーと飲み物だけを注文したかったので、2階には上がらず1階のイートインスペースを利用することにしました。

ベーカリーをイートイン

テラスで食べる場合、1階で食べたいパンを購入し、飲み物を注文したいときはレジで一緒に注文をします。飲み物メニューはレジ付近においてあるので、見当たらない場合は店員さんに聞いてみてください。パンは温めてもらうことも可能ですので、ぜひ温めてもらいましょう！温かいほうが美味しさが倍増します！

テラス

「蔵日和ランチ」以外のイートインスペースは、前述した店頭の2席の他に、1階の奥にも12席のテラス席があります。ここは風よけシートがかかっていて、景色を見ながら食べることはできませんでした。夏場はシートが外れるようです。

席には、おしゃれに花が置いてあります。テラス席はとても静かです。BGMはなく、庭園にいる鳥のさえずりなどがBGM替わりとなり、とても居心地がよかったです。席についてしばらくすると、店員さんが温まったパンと飲み物を運んできてくれました。

今回注文したパンと値段

今回注文したのは

・カフェモカ(550円)

・ミルキーフランス(130円)

・メープルメロンパン(190円)

・ビーフカレーパン(180円)

・パンオショコラ(100円)

・フランクソーセージ(たしかこんな名前だったような…)

なかでもメープルメロンパンが推しで、「谷田部アリーナ主催つくばのパンコンテスト」で見事1位を獲得。通常のメロンパンのなかにメープルシロップが入っています。1位を獲得しただけあって、とても美味しいです。

テイクアウト

テイクアウトするときは、ピンクの蔵日和オリジナルの袋に入れてくれます。

お店情報＆レビュー

今回は、茨城県つくばにあるベーカリーカフェ蔵日和にお邪魔しました。和の雰囲気の中でパンを楽しめること、重要文化財がある場所で歴史を感じられることなど他のベーカリーカフェでは味わえない要素が、ここ蔵日和にはあります。

いつものベーカリーの雰囲気に、すこし飽きてしまった方に、蔵日和は新しいベーカリーカフェの価値を与えてくれるかもしれません。