東日本大震災時5人が津波から助かった場所が「避難の丘」として整備されたので行ってきました。避難の丘は仙台市若林区井土地区にあり、700名が避難できる場所です。
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若林区井土地区の避難の丘
閖上大橋を名取方面に渡るとき、展望台のようなものが左に見えました。「避難の丘」というところのようです。ちょっと気になったので行ってみました。
避難の丘とは?
避難の丘とは、仙台市が地震などで起こる津波の避難場所として、設置した丘です。今回訪問した井土地区だけでなく、蒲生、荒浜、藤塚の計4つの場所にも設置されるというもの。
井土地区の避難の丘は、海抜15メートルの高さにあり、約700人が避難できる丘ということです。
震災前は、この周辺に防砂林が多く、高台から海が見えるようにと設置された展望台だったようで、震災時、NPO職員2名と近隣の家族3名が展望台に上り、津波から逃れることができたとのこと。
このことから
沿岸部低地帯における高台整備(避難の丘や避難タワー)の有効性を実証した場所として、知られるようになりました。
http://fujiihiroki.blog.fc2.com/blog-entry-1597.html
という、震災の経験を活かして作られた丘のようです。
どんなところなのか
実際に近くまで行ってみました。
車で近くまで行けますが、途中から徒歩で丘まで登ることになります。
車を降りて階段に近づいてみます。
近くでみると、結構な段数です。避難の丘、その名の通り結構高く作られています。
息を切らしながら登りきると、屋根とベンチが見えました。ここが避難場所のようです。
避難の丘からはかなり広範囲を見渡すことができます。
↑名取方面
↑仙台方面
さいごに
私は、震災前にこの場所に来たことがあったので、この景色を見て改めて災害の怖さを再認識しました。
沿岸部にいるときに地震が起きたら、「避難の丘がある」ということ認識しているだけでも違うと思うので、今回記事にしてみました。
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